防草シートの見積もりは、シートの値段より工程の数で読む
防草シートを業者に頼もうと見積もりを取ると、金額の横に「一式」とだけ書かれていることがあります。
一式という書き方そのものは珍しくありません。
ただ、その中に何が入っているかで、敷いたあとの持ちと、あとから増える費用が変わります。
施工は大きく4つの工程に分かれます。
- 下草の処理(今生えている草を根元から取る)
- 整地(地面の凹凸をならし、石や根を除く)
- 敷設(シートを裁断して敷き、継ぎ目を重ねる)
- ピン留め(ピンとテープで端部と継ぎ目を固定する)
シートの材料費は面積でほぼ決まりますが、作業時間の多くは敷く前の下草処理と整地にかかります。
見積もりにシートの品名と㎡数しか書かれていないと、この前の2工程が入っているのか、別料金なのか、そもそも行わないのかが読み取れません。
当社の防草シートは、下草の処理・整地・敷設・ピン留めまでを含めた金額で、50㎡までなら61,000円(税込)です。
シートは高耐久の不織布を使います。
ここで伝えたいのは金額の大小ではなく、確かめるときの物差しです。
どの見積もりでも、4つの工程それぞれに「入っている」「入っていない」で答えが出るかを見てください。
下草を根元から処理してあるか
いちばん差が出やすいのが、敷く前の下草の扱いです。
草を上だけ刈ってシートをかぶせると、残った株がシートを下から押し上げ、ピンの穴や継ぎ目から芽が出てきます。
地下に根や茎を伸ばして増える草が多い場所ほど、この戻り方は目立ちます。
見積もりの段階で聞くとよいのは次の2点です。
- 刈るだけか、根元から処理するか
- 処理した草を持ち帰るのか、その場に置くのか
1つめは持ちに、2つめは費用に関わります。
処理した草は水を含んだ重さのあるもので、量によっては運び出しと処分に手間がかかります。
当社では下草の処分まで含めた金額で出しているので、処分を理由に後から足すことはしていません。
複数の見積もりを並べる場合は、処分まで含むかどうかを同じ条件にそろえてから見ると、金額の差がどこから来ているかが分かりやすくなります。
整地・重ね代・ピン留めが書かれているか
下草を取ったあとの地面は、でこぼこしていたり、小石や根の切れ端が残っていたりします。
そのままシートを敷くと、出っ張った部分でシートが擦れて傷み、へこんだ部分には水がたまります。
整地は、この凹凸をならしてシートが地面に沿うようにする工程です。
敷くときに見るのは重ね代です。
重ね代とは、シートとシートを継ぐときに重ねる幅のことです。
ここが狭いと、風や人の歩行でずれたときに隙間ができ、そこから草が出ます。
継ぎ目と端部はテープとピンで押さえます。
ピンの本数を減らせば材料も手間も減りますが、そのぶん端がめくれやすくなります。
見積もりの中で確かめたいのは次の3つです。
- 整地が工程として入っているか
- 継ぎ目をどのくらい重ねるか
- 端部と継ぎ目をテープで押さえるか、ピンだけか
重ね代の幅やピンの間隔を聞いたときに、数字で答えが返ってくるかどうかも手がかりになります。
施工のやり方を先に決めている業者なら、その場で答えられることが多いです。
持ちを決めるのはシートそのものより施工で、下草の処理・重ね代・端部と継ぎ目の固定のどれかが抜けると、隙間から生えてきます。
耐用年数と砂利は、資材が決まってから確かめる
「何年もちますか」は、多くの方がまず知りたい点かと思います。
ただ、同じ不織布でも製品によって厚みや日光への強さが違い、敷き方と日当たりでも持ちが変わります。
当社では年数を先に言い切ることはしていません。
資材を決めた時点で、メーカーが公表している耐用年数をそのままお伝えします。
見積もりに年数が書いてある場合は、それがどの製品の、どんな条件での数字かを聞いてみてください。
品名が書かれていれば、メーカーの公表値を自分で調べて照らし合わせられます。
品名がなく年数だけが書かれているなら、その年数の出どころが分かりません。
上に砂利を敷くかどうかも、この段階で決めます。
砂利を載せると、シートが日光で傷むのを遅らせられます。
一方で、砂利の種類と厚みで材料費が変わるため、当社では資材を決めてから金額をお出しします。
砂利敷きが見積もりに入っているなら、種類と厚みが書いてあるかを見ておくと、敷き終えてから「思っていたより薄い」というずれが起きにくくなります。
川口で草刈りを続けるか、シートに切り替えるか
防草シートは、毎年の草刈りを減らしたい人が検討することの多い工事です。
川口市やその周辺で草刈りを毎年頼んでいる場所なら、刈り続ける回数と、シートを敷いたあとに手を入れる回数を並べてみると判断しやすくなります。
人が通らない建物の裏手、フェンス沿い、砂利の隙間から毎年生えてくる場所は、敷いたあとの手入れが減り、刈り続けるより安く終わる場合があります。
反対に、花壇や家庭菜園に使いたい場所や、木の根元で地面を平らにできない場所は、シートが合わないことがあります。
そうした場所は、手作業の除草や、年間の回数を決めて刈る定期管理のほうが向いているかもしれません。
今日できるのは、敷きたい場所の面積を測り、地面の写真を数枚撮ることです。
メジャーで縦と横を測って掛ければ、おおよその㎡数が出ます。
写真は、草の生え方と地面の凹凸、端になるフェンスや壁が一緒に写る角度で撮っておくと、相談のときにそのまま使えます。
手元に見積もりがあるなら、下草の処理・整地・敷設・ピン留めの4つに一つずつ印を付けてみてください。
印の付かなかった工程が、次に聞く質問になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 防草シートの見積もりが「一式」としか書かれていない場合、何を聞けばよいですか
- 下草の処理・整地・敷設・ピン留めの4つの工程が、それぞれ入っているかどうかを聞いてください。
とくに敷く前の下草処理と整地は作業時間の多くを占める工程です。
ここが入っているのか、別料金なのか、そもそも行わないのかで、敷いたあとの持ちとあとから増える費用が変わります。 - 防草シートは何年もちますか
- 製品と敷き方、日当たりで変わるため、年数を先に言い切ることはしていません。
資材を決めた時点で、メーカーが公表している耐用年数をそのままお伝えします。
持ちを左右するのはシートそのものより施工で、下草を根元から処理すること、重ね代を十分に取ること、端部と継ぎ目をテープとピンで押さえることの3つが抜けると、隙間から生えてきます。 - 防草シートの上に砂利を敷く場合の金額はいくらですか
- 砂利の種類と厚みで材料費が変わるため、資材を決めてから金額をお出しします。
砂利を載せると、シートが日光で傷むのを遅らせられます。